風邪を引かない体質になるには？アメリカのカリスマ医師が教える健康法

まだまだ寒さが厳しいこの時期は、油断すると風邪を引いてしまったり、体調を崩してしまいがち。冬は気温が低い上に空気が乾燥しているので、空気中にウィルスが長く留まり感染しやすい環境になります。さらに、寒さで体温が下がると、体の免疫力が一気に低下してウィルスに感染しやすくなってしまいます。そこで今回は、アメリカ人女性に人気の健康ＴＶ番組、『Dr.OZ』で紹介された「免疫力を高める方法」を参考に、風邪に負けない体のつくり方をご紹介したいと思います。

風邪を引かないための生活習慣

手を洗う
一般的によく言われることですが、風邪のウィルス感染から身を守るには、一日を通して手をよく洗うことが大切でとても効果的な方法だと言います。

運動をする
寒い冬は外出するのが億劫になって家でダラダラと過ごしてしまいがちですが、体をよく動かす人は病気になりにくいのだそうです。

栄養を摂る
栄養バランスのとれた食生活は、体の免疫力をアップして風邪にかかりにくい健康な体をつくります。特にビタミンやミネラルは意識して摂りたい栄養素。それには、なるべく色々なカラーの新鮮な緑黄野菜を毎日食べること。新鮮な野菜から栄養を摂るのが理想的ですが、新鮮な野菜が不足してしまう時は、マルチビタミンやミネラルなどのサプリメントを利用するといいそうです。

睡眠をしっかりとる
免疫力アップには睡眠が不可欠です。私たちの体は、眠っている間に細胞の修復・再生を行っています。睡眠時間が7時間以下の日が続くと、細胞の修復・再生が十分にできず細胞の免疫力が下がり病気にかかりやすくなってしまいます。

水分を補給する
水分が不足するとウィルスに感染しやすくなります。コーヒーやアルコールは控えて、こまめに水分を補給しましょう。冷たい飲み物で体を冷やすのはよくないので、白湯やカフェインフリーのハーブティーなどがおすすめです。温かい飲み物を飲むと鼻水や咳、クシャミ、喉の痛みなどの症状が軽くなるという研究結果もあります。また、最近人気のココナッツウォーターもおすすめです。ココナッツウォーターは、「天然の点滴」と言われるほど体に必要な栄養が豊富で血漿の成分バランスに似ていると言われます。

ストレスを解消する
ストレスは万病の素、お肌の大敵です。ストレスを溜めないように自分が楽しめることをしたり、運動をする時間を作りましょう。運動は免疫力をアップしますし、「ストレスの特効薬」と言われます。

風邪を引かない体をつくる食事法

私たちの体は日々の食事から栄養を吸収してつくられます。ウィルスに負けない健康な体をつくるには、生活習慣の他に毎日の食事がとても大切です。

生姜で肺を浄化
インドの伝承医学、アーユールヴェーダによると、生姜には体を温める効果や臓器に溜まった毒素を分解する効果があるそうです。特に肺と副鼻腔などのクレンジングにいいのだそうです。日本でも生姜は殺菌効果や血行促進、免疫力向上などで知られていますよね。昔から体ににいいと言われる生姜湯で水分補給をすれば一石二鳥です。

フィトケミカルで免疫力をアップ
フィトケミカルとは最近注目されている新たな栄養素。植物が防衛反応から作り出す化学物質で抗酸化作用が高く、免疫力をサポートします。ブドウに含まれるポリフェノールやトマトやニンジンに含まれるカロテノイドなどがよく知られていますね。緑黄野菜、キノコ類、玉ねぎ、種、ベリー系の果物などに多く含まれていますので、これらの食品を積極的に摂りましょう。

アボカドで副腎機能をアップ
副腎は様々なホルモンを分泌して体の恒常性を保つ大切な器官です。アボカドは体をつくるのに欠かせない必須アミノ酸の他に抗酸化力の高いビタミンEや良質な脂肪が豊富で、副腎の機能をサポートするそうです。美肌効果も高いので意識して摂りたいですね。1日に1/2カップほどが適量です。

オレガノオイルで胃腸クレンズ
胃腸は体の免疫器官。体全体の免疫細胞の6割くらいが腸に集まっているそうです。オレガノオイルは胃腸の悪玉菌を減らし、胃腸の調子を整えて免疫力をサポートする効果があるのだそう。オレガノオイル200mg（0.2g)を1日3回飲むのが適量です。

他には良質なタンパク質や鉄分、ビオチン、ビタミンB12が豊富な卵もおすすめです。また、日頃から体調を崩しやすい方は、免疫力を高める効果のあるカラマツの樹から抽出されるエキスを摂るのもよさそうです。日頃から健康な生活習慣や食生活を意識して、元気にこの冬を乗りきってくださいね！

【参考記事】
http://www.doctoroz.com/slideshow/boost-your-immunity-naturally